高校野球東京大会 春の王者・東亜学園と堀越が延長突入の大接戦

高校野球東京大会 春の王者・東亜学園と堀越が延長突入の大接戦

甲子園大会を目指す、夏の高校野球東京大会は連日、熱戦が続いています。東東京大会の4回戦・神宮球場の第1試合には、春の東京都大会を制した東亜学園と堀越が対戦し、延長戦にもつれ込む接戦となりました。

今大会の第1シード・東亜学園に挑むのは、ここまで2試合で22点を奪い打線が絶好調の堀越です。試合が動いたのは3回ウラ、ノーアウト1塁・3塁の場面で、東亜学園の1番・磯部の1塁線へ巧みにボールを転がす内野安打で、東亜学園が先制します。

これに対し接戦を得意とするという堀越は7回表、1アウト3塁で、打席の8番・荒関によるセンター前ヒットで1点を返し、1対1の同点に追い付きます。

その後は東亜学園の佐々木と堀越の平子の両先発がゼロを並べる一歩も譲らぬ展開で、試合はノーアウト1塁・2塁から始まるタイブレーク方式の延長戦へともつれ込みました。

10回表、堀越は1アウト2塁・3塁とし、バッターボックスには代打の永野が入ります。永野が試合を振り返り「スライダーがピッチャーの佐々木君はいいと聞いていたので、それが決め球でくると思った」と話す通り、東亜学園・佐々木のスライダーを見事捉え永野の放った打球は1塁線を破り、これが決勝点となり、接戦を制したノーシードの堀越が5回戦に進出しました。代打で試合を決めた堀越の永野友惺選手は「チャンスの時に絶対回ってくるとベンチの中でずっと待っていたので、その打席でヒットを打つことができてよかった。スタメンの座を取れるように頑張ります」と話しました。

一方、春の東京都大会の王者で第1シードの東亜学園は4回戦で姿を消すことになりました。東亜学園の山下海龍主将は「春に勝ったから自分たちはできるっていう自信も付いていたと思うが、そこで勘違いを少ししてしまっていた部分もあった。もう一回初心に戻ってもう一度やり直して、自分たちの形に少しずつ戻せたが、自分たちがやることをできなくて負けました」と悔しさをにじませました。

■東東京大会
堀越 2-1 東亜学園(延長10回)
関東第一 5-1 城西
麻布 5-2 青山学院
錦城学園 13-0 早稲田(5回コールド)
文京 7-0 高島(8回コールド)
竹台 2-1 青稜
東京成徳大 3-1 城北
二松学舎大付 6-2 大森学園
江戸川 2-1 墨田工科
淑徳 3-1 日体大荏原
立志舎 10-6 淑徳巣鴨
修徳 11-5 広尾
城東 13-0 葛飾商(5回コールド)

■西東京大会
小平西 11-2 帝京八王子(7回コールド)
工学院大付 3-0 富士森
三鷹 9-0 筑波大駒場(7回コールド)
成蹊 6-0 成瀬
早大学院 8-0 南平(7回コールド)
駒大 6-2 府中工科
八王子実践 4-3 拓大一
東大和南 9-2 東京都市大付(7回コールド)
明学東村山 7-2 芦花
明大八王子 7-5 創価

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