ドジャースの大谷翔平投手(30)が3日(日本時間4日)、ブレーブス戦の試合前に敵地でブルペン投球を行い、35球を投じた。最速は94マイル(約151.3キロ)だった。
直球、ツーシーム、スプリットに加え、カットボールも2球。35球のうち、最後の8球はセットポジションからのクイック投球も見せた。途中からマーク・プライアー投手コーチが左右で打席に立って、15球ほど球筋も確認した。キャンプ中だった2月22日には右肘手術後最速の95マイル(約152.9キロ)を計測。開幕前には投手調整を一時中断していたが、球速も徐々に戻ってきているようだ。
4月26日に「父親リスト」から復帰後、1日に初めてブルペン投球を行い、今回3日は予定通りの行程。マーク・プライアー投手コーチは「投手・大谷」の現状について、1日に「打者相手に投球する具体的な日程はまだない。我々全員が“そろそろ打者に対して投げさせても大丈夫”と感じられるようになったら、次の段階に進む」と慎重に話している。
7月15日(同16日)のオールスター戦以降の投手復帰が見込まれている。
大谷のブルペン投球に、デーブ・ロバーツ監督が取材に応じた。以下、一問一答から。
―大谷のブルペンでの投球はどうでしたか?
「35球投げて、球速も上がってきていると聞いています。内容も良かったと」
―球速が上がってきたのは、強度を上げている証拠ですか?
「その通り。具体的な数値は聞いていませんが、トレーナーの話では、強度は増しているとのことです」。
―スライダーをまだ投げないのは、本人の判断、それとも医療的な制約ですか?
「医療的な判断です。スライダーは肘への負担が大きいので、チームドクターが慎重になっています」。
―今日はスライドステップ(クイック)などの動作も見られましたが?
「ええ、いろいろなことに取り組んでいます。翔平は試合で起きることを再現して練習するのが得意で、それは素晴らしいことです」
―次の段階はだれが決めるのか?
「チームドクター、トレーナー、そして翔平、この3者の話し合いで決まると思います」
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