「2連勝すればいいゲームだと思っているので、『後がない』とかの感覚自体が今の僕にはない。2連勝すればOKっていうそういうゲームだと思います」
このように語ったのは、ドジャースの大谷翔平選手。
2024年のポストシーズン、パドレスとの地区シリーズ第三戦目終了後、1勝2敗で負けられない状況となった際の囲み取材。「これで後がない状態となりましたが、明日の試合に向けてどう考えていますか」といった趣旨のインタビューに対して大谷選手が語ったのは、非常にシンプルな回答でした。
「2連勝すればいいゲームだと思っている」
「『後がない』とかの感覚自体が今の僕にはない」
「2連勝すればOK」
そう言い切り、ネガティブな感情をみじんも見せなかった大谷選手は、その後も繰り返し勝利への手ごたえを語っていました。
「劣勢から追い上げているので自信を持っていい。この流れを持って来られれば、必ず2連勝できる」
その後、ドジャースは見事パドレスに2連勝して、パドレスを撃破。
続くメッツとのリーグチャンピオンシップシリーズも4勝2敗で制しました。
その勢いのまま、ワールドシリーズで対戦したヤンキースを4勝1敗で破り、見事ワールドシリーズを制覇しました。
ワールドシリーズ制覇後、SNSでは大谷選手の言葉が再注目され、日米のファンからこのようなコメントが殺到。
「大谷さんの言った通りになった」
「あの状況で『2連勝すればいいだけ』と答えた大谷さんのメンタルを学びたい」
「どんな状況でも決して思考がネガティブな方向に流されないのが素晴らしい」
大谷選手はインタビューであまり多くを語りませんが、ピンチの場面やアクシデントの場面、プレッシャーがかかる場面などのコメントは非常に落ち着いており、全く弱気になっていない様子はとても勉強になります。
例えば、今年が初出場となったポストシーズン前の試合前会見にて、記者から「緊張しますか?」と質問された時には「Nope(いや、全然)」と答えていました。
会場は笑いに包まれ、日本でもちょっとした話題になりました。大谷選手は緊張よりも楽しみの方が大きいという意味合いで次のように語っています。
「そのために小さい頃から練習してきた。こういう舞台でプレーしたいという思いでやってきているのが一番。楽しみな方が今は大きい」
さらに2023年のWBC決勝戦前のコメント、最強と言われたアメリカ代表との試合を前にして、試合前の円陣で次のように鳥肌が立つようなメッセージを送りました。
「僕から一個だけ。憧れるのをやめましょう。
(中略)
憧れてしまっては超えられないので、僕らは今日超えるために、トップになるために来たので。今日一日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう」
今改めて聞いても鳥肌が立ちますよね。プレッシャーのかかる場面でこうした力強いメッセージを送る大谷選手には、さすがだなと感じずにはいられません。
ちなみに、大谷選手自身は自分のことを「メンタルが強い」とは思っていないようで、次のように語っています。
「自分でメンタルが強いとは思わないので。思っている人で強い人はいないんじゃないかなと思いますし。そういうシチュエーションで打席に立ててるのはうれしいことじゃないかなと思います」
大谷選手の“謙遜発言”にファンも思わず次のような反応を見せていました。
「もうメンタルが強いとか弱いとかの次元を超えた、神の領域にいるんだよね」
「世の中の人は、それをメンタル強いと言うんだと思いますけどねぇ…」
「そう思って試合に臨める人のことをメンタルが強いって言うんじゃないかしら」
このメンタルがあるからこそ、MLBという大舞台であれだけの成績が残せるのでしょうね。
その他にも、丁寧な対応や言葉選び、インタビュアーを和ませるユーモアのセンスなど、大谷選手の取材対応力は多くの称賛を呼んできました。
ということで今回の動画では、「大谷翔平のインタビュー史」と題し、これまでの大谷選手のインタビューや取材時のエピソードをまとめてご紹介していきたいと思います。
大谷選手の対応力や人間性の素晴らしさがよくわかる、心温まる動画になっておりますので、ぜひ最後までご覧ください!
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