お互い1勝ずつで迎えたアストロズ対ツインズの地区シリーズ第3戦は、初回に4点を先制したアストロズが9対1で快勝。対戦成績を2勝1敗とし、2017年から7年連続となるリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。アストロズ先発のクリスチャン・ハビアーは5イニングを1安打無失点に抑えて勝利投手に。ツインズ先発のソニー・グレイは5回途中8安打5失点(自責点4)で敗戦投手となった。
舞台をヒューストンからミネソタに移した第3戦は、初回からアストロズ打線が火を噴いた。エラー絡みで一死2・3塁のチャンスを迎えると、打点王カイル・タッカーのタイムリーで1点を先制。続くホセ・アブレイユには3ラン本塁打が飛び出し、アストロズがいきなり4点を先行した。
アストロズ先発のハビアーは、初回に一死2・3塁、3回裏にも無死1・2塁のピンチがあったものの、要所を抑えて無失点。すると、5回表先頭のアレックス・ブレグマンにソロ本塁打が飛び出し、アストロズがリードを5点に広げた。
5回裏一死満塁のチャンスも生かせなかったツインズは、6回表から3番手として前田健太を投入。しかし、前田は一死1・3塁のピンチを招き、ブレグマンにタイムリーを許してリードを6点に広げられた。
ツインズは6回裏一死1・2塁からウィリー・カストロのタイムリーでようやく1点を返したが、続くライアン・ジェファーズがジェレミー・ペーニャの好守に阻まれて併殺打に倒れ、反撃は1点どまり。前田は7回表を三者凡退に抑え、2回2安打1失点でマウンドを降りた。
試合終盤には再びアストロズ打線が火を噴き、9回表にヨーダン・アルバレスのソロ本塁打とアブレイユの2ラン本塁打でダメ押しの3点を追加。今世紀初のワールドシリーズ連覇を狙うアストロズが9対1で快勝し、地区シリーズ突破に王手をかけた。
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